筑波大学2015年スクールガイド
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19先輩の声3年次編入のためのQ&A松山 麻珠MATSUYAMA Asami(高専出身)情報経営・図書館主専攻テボーレビ・マリアムTEBOURBI Mariam (専門学校出身)知識科学主専攻年度によって異なりますが、高等専門学校と短期大学出身者が多いようです。高専での学科は、情報工学科、電子情報工学科のみならず、電子制御工学科、電子工学科、電気工学科、機械工学科、環境都市工学科まで多彩です。2014年度の場合、高専12名、短大3名、大学3名です(定員10名)。Q. 編入学した人の出身は?A.ほとんどの人は最寄りの春日宿舎に入れますが、時として追越宿舎(徒歩約15分)が割り当てられることもあります。Q. 学生宿舎には入れますか?A.多くの人がサークルに入っています。Q. サークルは入れますか?A.入学直後の2日間連続のオリエンテーションなど、編入生同士が出会う機会が多く、毎年仲良くやっているようです。また、1・2年次生と同じ科目を履修するため、学年を越えた知り合いも沢山できます。Q. 知り合いは多くできますか?A.可能です。ただし、短期間に多くの科目を取らなければならない編入生にとっては、現実にはかなり厳しいと思われます。Q. 他学類・他学群の授業は取れますか?A.大変です。ただし、理系か文系かで決まるのではなく、個人のやる気に依存します。数学もプログラミングも専門家を育てるためではなく、どのような分野でも必要な数学的な考え方、論理的思考力を養うための科目となっています。Q. 文系学生はプログラミングや数学が大変?A. 住み慣れた地元を離れ、つくばでの暮らしももうじき四季が一周します。 この1年は、編入を決め、一人暮らしを始め、大学であたふたと過ごし、これまでの私の人生のなかでいちばん選択が多く変化に富んだめまぐるしい1年になったと思います。 編入の決め手は、知識情報学の幅の広さでした。自分の専門分野を深めるも良し、新しい分野へ進むも良し、自分の好きなことがなんでも実現できる、知識はとても懐の深い学類です。 私は高専の電子情報工学科出身ですが、編入後はシステム系でなく、情報経営・図書館主専攻へ進みました。論文を書いたり、文化の歴史を学んだりと、数式やプログラミングの世界とはまた違う大変さがありますが、両方の感覚を知っていることを強みに、将来につなげたいと思っています。 もちろん、理系も大好きなので、他の学類の講義を受けてみたり、つくば市内の研究所で物理の実験合宿に参加したり、筑波大生という立場を最大限に活用して、楽しく勉強しています。 編入の仲間たちは、バックグラウンドや得意分野がそれぞれ違い、刺激的な存在です。いざとなったら助け合える心強い存在でもあります。また、いろんな学年の授業をとることになるので、新鮮な環境で出会いの幅も広がります。 編入というと、忙しくて友だちできなくて、あっという間に卒業じゃないか ! と不安になることも多いかもしれませんが、実際はそんなことに悩む暇もないほど、充実した毎日を過ごすことになりますよ。ぜひ、筑波大学へ ! 東京にある情報系の専門学校から知識情報・図書館学類に編入してきました。私の学生生活の経験について話したいと思います。 つくばに引っ越す前は、新しい生活や環境、友だち、単位認定などについてまったく想像がつかなくて不安でいっぱいでした。 入学してもうすぐ一年経ちますが、あの頃を振り返ってみると私の不安が一切不要だったことがわかりました。 2013年度の編入生のなかで私しか留学生がいなかったのですが、編入生のみんなとも学類に元からいる学生さんともすぐに友だちになることができました。みんなはそれぞれの環境から来ていて、一人ひとりの特徴や得意分野があります。そのため、一緒に大学生活を過ごすことがとても楽しいし価値が高いです。勉強のことで困ったら助け合ったりもしますので、まるで家族みたいな感じです。 また、春日エリアは色々な設備やサークルなどがあって学生生活も便利で楽しく過ごせます。 授業は決して簡単なものではありません。先生方はみんな優しくて、いつでも相談にのってくださるのですが、レポートや試験が多くて大変なんです。しかし、その勉強の辛さを前向きに乗り越えることも楽しいです。 受験生のみなさん もぜひ頑張って筑波大学へ入学してください。さまざまな人と出会って勉強を楽しんでいい思い出を作りましょう。カルペ・ディエム !

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