KLiS TODAY No33
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3December 2017土屋 寛真    私がOPACを作る上で最も時間を割いたポイントはデザインです。トップ画面となる検索ページでは背景を薄いグラデーションとし、サイト全体を落ち着いたイメージにしました。説明文などのテキスト量を極力減らし、リンクもマウスカーソルに合わせて動きを持たせることで、ユーザが操作中に少しでも楽しいと思ってもらえるような工夫を施しました。また、設計者が指定したフォントが利用者の端末にインストールされていない場合、表示が意図したデザインと大きく変わってしまうことがありますが、WEBフォントを活用することでこれを解決しました。 機能面ではおおよそ満足に実装できたものの、最も利用者が多いと思われるスマートフォンに対応するページの制作や、セキュリティ対策など課題もいくつか残りました。(つちや・ひろま 知識学類・図書館学類3年次)小川 航平   OPACを開発するときにユーザがどう感じるかを考え、開発を進めました。特に子供連れの親が子供に本の楽しさを伝えられるような場面を想定し、子供に親しみをもたれやすい、優しいUIにこだわりました。ボタンの角を丸くしたり、言葉じゃなくてできるだけ視覚的にわかるように画像を用いたり、色合いを優しくポップな感じにすることで体裁を整えました。また、詳細検索を通して、より詳細に検索できる機能も実装しています。 このデザインだけにこだわったOPACがまさか最優秀作品賞に選ばれるとは思いもしませんでした。また、CGIでのプログラミングは初めてだったため、とても良い経験となりました。これからはWebフレームワークを用いて開発する能力が求められるため、rubyではrails、pythonではdjango等の知識を深める必要があると感じました。(おがわ・こうへい 知識情報・図書館学類3年次)土屋さん(左)と小川さん(右)

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